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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】Human Design AI 現る

今年の夏から運用が開始された「Human Design AI」にフリー登録してみました。Instagramでの宣伝文句によれば、世界初のヒューマンデザインAIアプリ+SNSだそうです。開発者は、スコットランド生まれの4/1脾臓プロジェクターですが、ヒューマンデザインを知ったのはなんと2021年。ずいぶん最近だなあ。元々ウェブデザインの技術を持っていたそうで、このAIアプリを開発するために車も売ったと。

しかし各方面から反対に遭い、IHDS(International Human Design School)の認定アナリストから抗議もされたようです。まあ、そうですよね。こういったサービスが出ることは想定されていましたが、AI(人工知能)が今まで人間がやってきた仕事を奪うのではないかという意味で言えば、ヒューマンデザインのリーディング等も、こういったAIに代替される可能性もあるわけですから。

そういう意味では、僕自身にとっても商売敵的なAIアプリになりますが、時代の趨勢としては仕方ない部分もありますし、先進性を求める水瓶座としても、だったらどういうものか、ちょっと試してみようと。敵を知り己を知れば百戦危うからず、ですよ。

まずは自分のチャート=アカウントを作成してみました。日本の地名も結構細かく入っていますが、なぜか千葉県市川市が表示されず、だったら隣の浦安市でチャートを作るかと思ったら「東京都浦安市」になっていて、どこの地図情報を使っているんだと(^_^;)

それでも無料チャートの段階で、PHSの食事(Digestion)、環境(Environmemt)、レイヴ心理学の感覚(Sense)も表示されています。でもバリアブルは無いのか。あとマニフェスティング・ジェネレイターを別枠として5タイプにしているので、本家・本流って感じでもないなあ。

有料版はサブスク方式で、月7.95ドル版(約1200円)から3人以上のチャートが作成でき、月18.95ドル版(約2840円)から無制限、そして有料版には55000人以上の有名人チャートが付いてくると。また1日に使える文字数?単語数?が、15000(無料)、30000、10万と増えていくと。まあ、価格的にはそれほど高額ではないですね。

さて、肝心のAI部分ですが、BellaとかいうAIチャットが、あなたのヒューマンデザイン・チャートの疑問に答えてくれます。試しに質問してみましたが……

『25-51イニシエーション・チャネルの、イニシエーションとはどういう意味ですか?』

『25-51チャネル、または「イニシエーション」チャネルとして知られるこのチャネルは、ヒューマンデザインの独特な側面です。これは、Gセンター(25番ゲート)をハートセンター(51番ゲート)にリンクさせ、2つのゲートの間でエネルギーの流れを作り出します。この文脈で「イニシエーション」と言う場合、新しいことを始めるプロセスを指します。しかし25-51チャネルの場合、このイニシエーションは単なるスタートではなく、変革をもたらし、しばしば予期せぬ、または衝撃的なスタートとなり、個人の成長につながり、あなたを内なる精神に近づけます。ここでのイニシエーションは、常に簡単ではありません。これは意志力と回復力を必要とし、人生の進路を変えるドラマチックな変化やショックを伴うことがあります。しかし、こういったイニシエーションは、最終的には、あなたを真の精神や、内なる自己とより密接に調和させることに関わっています。このチャネルを持つ人たちは、しばしば何かを始めたり、何かのパイオニアになる自然な能力を持っています。しかしこれはプロジェクター的なチャネルであるため、彼らは通常、そのイニシエーションを快適に感じる前に、認識されたり、招待されることが必要です。ただし、25-51チャネルがあなたの性質の一側面についての洞察を提供する一方で、これはあなたの全体的なデザインの一部に過ぎません。あなた独自のヒューマンデザインは、さまざまなゲート、チャネル、センター、その他の要素が相互作用して、あなたを創り出している組み合わせなのです』

……いかがでしょうか。いや、たしかにその通りだよAIくん。しかも、ものの数秒で、ここまでスラスラと話せるヒューマンデザイン活動者は滅多にいないでしょう。さらにこいつは365日、24時間営業ですし、いつでも、どこでも質問に答えてくれます(文字数制限はあるかもしれませんが)。しかも無料版でこの精度ですから、わざわざリーディングにお金を払う人も減るかもしれませんね。

そしてこのHuman Design AIは、すでに複数の言語で提供されていますし、そのうち日本語サービスも始まるかもしれません。そうなったら日本のヒューマンデザイン界隈にも動揺が走るかもしれませんね。

また、これさえあれば、ヒューマンデザインの正規の教育を受けていなくても、このAIの言ったことをそのまま誰かにリーディングとして伝えることもできますし、しかもそれがある程度、間違っていないなら、たしかに人間のヒューマンデザイン活動者が淘汰されてもおかしくないですね。と言うか、このAIより説明が下手な活動者は、生き残っていけないでしょう。それはたしかにヒューマンデザイン活動者からすれば脅威に感じるかもしれませんが、すでにさまざまな分野にAIが進出していますし、これは避けられない事態だと思います。

 

まあ、グローバルサイクル的に見ても、2027年で権威主義の1番ラインの時代が終わり、信頼性の6番ラインの時代に推移しますから、ヒューマンデザインの認定資格という権威も終わりを迎え、信頼性のあるAIが主流になってもおかしくありません。あるいはAIより信頼性の高い人間が頼りにされるとか。

 

だったらそんな商売敵をわざわざ紹介しなくてもいいのに……と思われるかもしれませんが、いやいや、僕はこれぐらい手強いAIと勝負したいんですよ。将棋の藤井聡太さんがAIと勝負するようなものですよ。まあ、それは言い過ぎですが(^_^;)、将棋の名手たちがAIを活用して自分の技量を磨いているように、こういったAIにヒューマンデザインの疑問点をぶつけて自己学習に利用する手もありますよね。

また、たとえこういったAIが普及しても、我々人間には、お客さんにインパクトを与える力があったり、勇気づける力があったりします。それはまだAIには実装されていないでしょうし、たとえ同じ字面のことを伝えたとしても、伝わり方が違うと思うのです。その人間が伝える力を求めて、これからも人間の活動者にリーディングを依頼してくる人もいるでしょう。だからまあ、AIと競うレベルの人間なら生き残れるんじゃない?とか、インカネーションクロス(魂の使命)としてヒューマンデザインを伝える運命にあるなら生き残れるんじゃない?……と思うのは、僕が楽観主義者の6番ラインだからでしょうか(^_^)

 

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