本日1月22日22:18に、ヒューマンデザインの元旦であるRave New Yearを迎えます。ヒューマンデザインでは毎年、ゼロスタートを意味する41番ゲート「収縮・減損」に太陽が入った瞬間から、新しい一年が始まることになります。
その前に、まずは昨年のRave New Year 2023の分析から振り返ってみましょう。昨年のチャートでは、41-30「認識」と19-49「総合体」チャネル２本がつながるという、非常に感情的な一年でしたが、皆さんいかがでしたでしょうか？
昨年の記事を読み返してみると41-30「認識」としては、エネルギー危機や物資不足、賃金が上がらないことに対して工夫する、と書きましたが、たしかに昨年は円安からの物価高で、家計のやりくりも大変だったかと思います。また19-49「総合体」としては、結婚する人、離婚する人が目に付いたり、宗教的・部族的共同体が組まれたり、分裂すると書きました。実際、僕のお客様でも離婚した方が多かったですし、僕自身も組織から離れることになりました。ジャニーズ事務所や自民党派閥の解体も、共同体の終わりだったのでしょう。そういった物価高や別離に関して、感情的になった方も多かったかもしれません。では2024年のチャートを見てみると……
こちらがRave New Year 2024のチャートです。もはや感情的な2023年は終わり、クールでドライな、直観的かつ実存的な2024年が始まります。この前日に、冥王星も水瓶座に入りましたが、まさに非感情的な水瓶座的配置とも言えます。
そして2024年のチャートに表れているのは、10-57「完成形」チャネルだけです。これが2024年を象徴するチャネルになります。このチャネルは、57番ゲート「直観的明晰さ」＋10番ゲート「個人的な振る舞い」という組み合わせで、直観的に自分らしい行動を取ることで生き残る力です。このチャネルは、他人を気にせず、自分のワガママさを貫くことで生き残る力です。当然、社会や共同体からは『そういう行動はよろしくない』と糾弾されるかもしれませんが『知るかバーカ』とそれを無視して自分を貫けるかどうかがポイントになります。ここ最近の「ポリコレ棒で殴る」(政治的正しさで他人を断罪する)を無視するようなものですね。たとえ社会から非道徳的に思われても、あくまで自分らしさを追求すれば、意外と生き残っていけるものです。
またこのチャネルは、服飾デザイナーや建築家に多いと言われ、美しいモノを作らないと気が済まない、とも言われています。ここで言う「完成形」とは「理想形」とも言えるでしょう。服飾デザイナーなら「ワンピース丈が1cm長いのが気に入らない」とか、建築家なら「窓枠の位置を5cm高くしたい」みたいなものですよ。そのように、自分の好みや方向性(Gセンター)について妥協しない姿勢も重要になるでしょう。
そしてこのチャネルが本当に作りたいのは、誰もが自分らしく振る舞っていてもOKな環境です。多少ワガママに生きていても、それを受け容れ合える人たちとだけ、つき合うことになります。そうなると人間関係も「理想形」を目指すことになるでしょう。そのような人たちだけを「お世話」し「資源を効果的に分配」(木星の27.5)すれば、「個人的なワガママな感情」(土星の55.6)も満たされるはずです。
ですから2024年は、直観的にちょっとした違和感を感じるような相手なら、もうつき合わない方が良いでしょう。そして直観は実存的なので、今まで仲良くしていたからこれから先も仲良くする、とは限りません。今この瞬間『あ、この人はもう無いな』と感じたら、そこで終わりです。直観ですから、非感情的ですし、ドライなんです。逆に言えば、今まで疎遠だった相手でも、直観的に『あの人だ』と気づいたなら、今までの過去がどうであろうと絆を結ぶのでしょう。いずれにしろ、直観の小さな違和感や気づきを拾えるかどうかがカギです。
特に57番ゲート「直観的明晰さ」にはサウスノード(その)年前半の環境)が入っているため、特に今夜から7月24日あたりまでは、この「理想的な人間環境作り」がテーマとなります。また金星が10番ゲート「個人的な振る舞い」の10.1「自分の立ち位置を受け容れている人」に入っているため、自分らしく独特に生き、それを楽しんでいる人たちと出会うはずです。仕事でも恋愛でも、そういう人を選べるかどうかが重要です。しかし57.5と10.1は、ライン的には不調和なので、上手くつながりにくい状況下で、いかに正しく「理想的な人間環境」が作れるかどうか、ですね。
しかし、水星は38.1▼「基本的に相手と対立する」にあり、火星は38.5「一人でガンコに戦ってしまう」「苦戦している時に、味方がいることに気づかない」にあり、そういった人たちに出会う一年になります。また海王星が36番ゲート「危機」にあるため、感情的な危機感に惑わされる年でもあります。このような力に影響されてしまうと、周囲に助けを求めようともせず、必死に一人で生き残ろうとしたり、感情的な危機に陥ったり、あるいは周囲が全員、敵に見えてくるでしょう。そこは水瓶座的な友愛さとして、横のつながりを頼っていただければと思います。もちろん、誰が助けてくれるかも、自分本来の「ストラテジーと権威」と、2024年の直観を頼りにするしかないですね。
僕の場合、今年は「整理の年」でもあるので、すでに人間関係の断捨離を進めております。もう、メールのやり取りをしたくない人は迷惑メールに設定し、SNSのフォローを切ったり、LINEに返事を返さなかったりしております。
2024年は、そのように世の中全体として、ワガママなほど人間関係の再整理が行われるでしょう。たとえどう思われようとも、良くない人間関係を切り、正しい相手とつながらなければ、これから先、生き残っていけないのです。もちろん、この10-57「完成形」チャネルに振り回されると、悪い意味でワガママに生きてしまうでしょうが、その場合はNot Selfな相手を選んでしまって、将来的には共倒れになるはずです。
ですから2024年は、あくまでも自分らしく生き、直観的に正しい人たちを選び抜くことが大切です。それが2027年以降、生き残っていけるかどうかに懸かっているのです……
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