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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】水瓶座新月:革命前夜

Genoa

一日遅れましたが、昨日2月10日07:59に水瓶座新月となりました。

今回の月と太陽の位置をヒューマンデザインのホロスコープ上で見ると、49番ゲート「原理・革命」となります。ここは、自分の譲れない正義や主義主張を、感情的に表すゲートです。誰かに対して自分の譲れない正義を主張しても、相手が受け容れてくれないなら「革命」=別離、離婚となるわけです。

2024年のRave New Yearチャートでは、今年を象徴するチャネルとして10-57「完成形」チャネルを挙げました。あちらも、理想的な人間環境を創るために、違和感のある相手とは別れることになりますが、あくまでも直観的かつクールに、非感情的に『あ、もう無理だ』という感じでスッパリ別れるイメージです。

しかし水瓶座と言えば理知的なイメージもありますが、この49番ゲートは感情(太陽神経叢センター)のゲートであり、部族のゲートでもあります。部族性の感情は、だんだん感情の波が高まっていって爆発します。誰かと別れるにしても『嫌だ、嫌だ、嫌だ、もう絶対に嫌だーーーーー!!』のような激しい別れ方になるでしょう。

さらに今回の新月を細かいラインまで見ると、49.2「最後の手段」「相手と別れる前に、あらゆる可能性を探り、もはや平和的解決は無理だと疲れ果てた時に、詳細な革命計画を練る」にあります。まさに革命前夜、離婚前夜という感じですね。さらにこの▼(デトリメント)は「和解と交渉に耐えきれず、衝動的に、一般大衆から支持されないクーデターを起こそうとする」です。粘り強く主義主張を伝え合うのが嫌になり、暴力的な解決方法を取ろうとするわけですね。特に今回の新月のNot Selfは「相手の要求ばかりに目が行ってしまい、自分の欲望から計画的に行動してしまう」です。このあたりも、革命やクーデター計画に通じるものがありますね。まあ、この新月に影響されすぎると、非常に乱暴な形で人間関係を断とうとしますが、それは人々から支持してもらえないでしょう。

1月21日に水瓶座入りした冥王星は、60.5「リーダーシップ」「古い制限を破壊しても、また新たな限界にぶつかる」「拡張しようとする欲望が、限界をどうにもできず混乱を生み出す」にあります。リーダーが、組織を拡大しよう、顧客を増やそう、売上げを伸ばそうとしても、越えられない壁にぶつかったり、たとえ壁を越えても新たな壁にぶつかって、結局は組織全体を混乱に陥れてしまうでしょう。また60番ゲートには、すでに火星……未熟で制御不能な星も入っていますから、壁や限界をコントロールできずに苦しむ可能性もあります。土星がいる37.2も「他人の責任を指摘する傾向」がありますし、そうなったら組織内から革命が起きたり、暴力的なクーデターが起きても不思議ではありませんよね。

海王星も引き続き36.4「スパイ」「危機や衰退を予測して、秘密の知識を蓄える」「敵対勢力の方が強ければ、生き残るために、二重スパイとして寝返る」にあります。これもいかにも革命前夜的ですよね。しかし海王星は「誤情報(ミスリーディング)」の星でもあるので、危機や衰退がいつ来るのか、秘密の知識を誰が持っているのか、本当に強い勢力は誰なのか、その見極めや判断を間違える可能性もあります。とは言え海王星は、2021年5月からずっと36番ゲートにあり、4月10日には次のゲートへ移ります。この約3年間、じっくり観察したうえで、そろそろもう、誰が本当に知識を持っている人なのか、本当に強いのは誰なのか、ぼんやりとでも気づいている方もおられるでしょうね。

水瓶座冥王星に入ってから、漫画家の芦原妃名子さんが自死された事件があり、それによって大勢の人たちが故人の権利を主張し、今までの山羊座的な組織(テレビ局、出版社、制作側)の因習やルールに刃向かう流れも感じられます。とは言え、もし革命を起こすなら、あくまで平和的解決の道を探り、それが断たれた時にのみ、入念な計画を立てた方がいいでしょう。衝動的にクーデターや離婚を起こさないよう、ご注意ください……

 

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