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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「Rave History 1 : The Plutonic Interregnum 1781-2027」を訳しました

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2009年に行われた、ヒューマンデザインの創始者ラーの講義録「Rave History 1 : The Plutonic Interregnum 1781-2027」を訳しました。この「Rave History 1」は5回の講義をまとめたもので、さらに「2」「3」と続き、合計15回の講義になっています。

「Plutonic Interregnum=冥王星の猶予期間」とは、1781年に人類が天王星を発見した時から、新時代の節目である2027年までの、246年間のことです。1781年当時、まだ冥王星は発見されていませんでしたが、開始コドンである41番ゲート「収縮・減損」にありました。そこから冥王星が太陽の周囲をぐるっと246年かけて一周して、今年4月12日に41番ゲート「収縮・減損」に戻ってきます。この246年間、冥王星は人類に対してどのような影響を及ぼしていたのか、というお話です。ちょうど冥王星も戻ってくるタイミングですし、そろそろこれも読んでおこうと。

とは言え、神秘的かつ難解な内容なので、すぐには理解できませんね。一応、書いておくと……冥王星はこの246年間で、64のゲートをひとつずつ移行しながら、そのゲートの意味を「死と再生」させてきたそうです。そして冥王星は動きが遅い星ですから、ひとつのゲートに3~4年間滞在し、その期間は、冥王星に同じゲートを持った世代が生まれてきます。そしてその世代がすべて死に絶えても、冥王星の刻印を受けた遺伝子が、さらにその子供へ、その孫へと継承されている……そうですが、うん、ああ、そうなんですかという感じですね。

ただ、冥王星が、魚座の「第6の神格・ミトラ」=37番、63番、22番、36番ゲートを通過した時に、それぞれのゲートが抱えている疑問の答えを書き換えた、という話は面白かったですね。特に興味深かったのが、36番ゲート「危機・光が陰る」が抱えている『これが人生のあるべき形なの?』という疑問です。

ラーの講義録でよく目にするのが、2027年を境にして「人間の経験的な方法」が変わるという話です。僕も今までその意味があまりよくわからなかったのですが、この36番ゲートの話を読んで、ああ、そういうことかと納得しました。

1781年以前の、7つのセンター時代の人間は、生まれたら大概、家族や社会の言いなりになって結婚したり、子供を作って、60歳ぐらいで亡くなっていました。たぶん地元の共同体から離れることもほとんど無く、生まれ故郷しか知らずに死んでいった人も多いでしょう。自由に職業も選べず、自由に結婚相手も選べなかったでしょう。そんな人生に対して、さまざまな経験を求める36番ゲート「危機・光が陰る」は『これが人生のあるべき形なの?』と問いかけます。しかし1781年以前の答えは『YES』『そう、人生ってこんなもんだよ』でした。しかし冥王星が、1815年~1821年に36番ゲート「危機・光が陰る」を通過すると、そのテーマが「死と再生」され、答えも『NO』『人生にはもっと可能性がある』に変わったと。

1815年~1821年というと、日本では江戸時代末期。その時代に生まれた人々は、井伊直弼杉田玄白伊能忠敬……と言えば、だいたいイメージできるでしょうか。たしかに日本ではその後、西洋文化流入し、徳川幕藩体制が倒れ、明治維新となり、人生を経験する方法もガラッと変わったと言えますね。

ただしラーが言うには、これから先、2027年を過ぎると、さらに「人間の経験的な方法」も変わり、今度は制限されるようになると。つまり共同体や文明が衰退し、今まで出来ていたことが出来なくなってくると。特にそれは、今現在の日本のような高度な文明社会で暮らす人たちの方がダメージが大きいだろうと話しています。アフリカの貧困国で暮らしているような人たちは、生存スキルがあるので有利だし、文明が衰退してもあまり変わりがないんでしょうね。

まあ、そういった恐ろしい情報も書いてありますが、引き続き「Rave History 2」の翻訳に入りたいと思います。

 

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