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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「組織のリーダー」のはずなのに「一人で起業」してしまう

Worried young woman holding her head while working on a laptop

※2024年6月20日~23日、島根・鳥取にて出張リーディングを募集中です。

今日は、Zoomにてフルリーディングをお伝えしました。

今日の方は、感情権威の3/5ピュア・ジェネレイターさん。トリプル・スプリット定義です。僕より少しご年齢が上で、占星術でセカンド・サターン・リターン(二度目の土星回帰、58歳前後)という概念を知り、まさにその年齢に近く、また50代に入られてから調子が悪いということで、こちらへ分析を依頼されました。

今日の方は、僕とほぼ同世代の女性になりますが、20代の頃の、1990年代にお勤めしていた時は、まだまだ昭和を引きずる時期でしたから、モーレツに働くのが当たり前の時代です。それでいて女性の管理職登用は少ないという、令和の今から考えると恐ろしい時代ですよね。今日の方は本来、7-31「アルファ」「周囲から選ばれて論理的なリーダーシップを発揮する」チャネルもお持ちでしたが、当時の組織内で、女性としてそのような立場に就くこともなく、ご結婚後は退職され、資格を取って、ご自宅での施術仕事に切り替えられたそうです。そう考えると、たとえ自分らしい個性や能力を持っていても、それを発揮しにくい時代性というのもありますね。

そしてトリプル・スプリット定義は、未定義センターが不健康(Not Self)になりやすいと言われますが、今日の方は、根性のルートセンターと、意志力のハートセンターが未定義でした。しかし会社勤めの時期は、そこへ昭和マインドの『根性出して働け』『やる気出せ』という条件づけが入ってきたのでしょう。実際、お仕事で頑張りすぎたのか、28歳前後で、初期のがんになるほど体調を崩されたそうです。今ではそのような働き方は止めたそうですが、引き続き、ゆるい形で生計を立てることをおすすめします。

しかし昭和的な働き方は止めたものの、次は平成的な『女性も起業しましょう』という条件づけに毒されてしまったようです。3/5の無意識の5番ラインが「普通」「流行」に染められたかもしれません。とにかく施術の資格は取ったものの、お客様とはマンツーマンで向かい合うため、3人以上の「公共のオーラ」を必要とするトリプル・スプリット定義としては上手くいきませんよね。逆に、複数の人たち(公共のオーラ)と一緒に作業していた時は、気楽だったし、満足感も高かったそうです。むしろそちらを正しい成功体験として、これからのご参考にしていただればと思います。

今日の方は「周囲から選ばれて論理的なリーダーシップを発揮する」人であり、複数人のオーラにいたい人です。ですから本来は集団内にいた方が良いのでしょうが、それとは真逆の、一人で起業するスタイルに向かって上手くいかなかったと。そして周囲からは『あなた、もっと自信を持ちなさい』『自己価値を上げなさい』という条件づけも入ってきたそうですが、いやいや、ハートセンターは未定義ですから、奥ゆかしくて、控えめで、可愛げのある人なんですよ。そこで無理に自信を持ってしまったら、その可愛げを殺すようなものですよ。

ただ、そういった「間違い」は、決して「失敗」ではありません。今日の方のパーソナリティの太陽=人生のメインテーマは、28番ゲート「人生のゲームプレイヤー」「リスクを負って、個人的な人生のやり甲斐に挑む」です。つまり、お金がかかろうが、時間がかかろうが、上手くいくかわからなくても、個人的な人生のやり甲斐に挑戦することを選び、勝負に出るのがメインテーマです。そして個人性は、集団から飛び出して、一人で仕事をしたがるでしょう。しかしプロファイルは3/5ですから、3番ラインとして「間違えて」しまったんでしょうね。それも人生の学びですし、3番ラインは実際に痛い目に遭わないと納得しませんから、それも悪いことではありません。

そのように痛い目に遭ったのであれば、これからは人々が大勢いる「公共のオーラ」で、あくまでもゆるい形で、個人的な人生のやり甲斐に取り組むワークスタイルを再構築してみてください。セカンド・サターン・リターンは、ある意味、人生に対処する最後のチャンスですから、5番ラインとして問題意識をもって、3番ラインとして軌道修正に挑戦していただければと思います。

 

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