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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】状況的に「招待」されることもある

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今日は千葉にて、ほぼ3週間ぶりの対面リーディングでした。4月に入ってから延々オンライン仕事が続きましたが、出かける手間や交通費などがかかっても、やはり対面仕事の方が好きですね。ということで、久しぶりに総武線快速グリーン車に乗車です。

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リーディングは13:00からだったので、その前にお昼を食べようと、千葉駅前にできたばかりの(4月3日オープン)「むさしの森珈琲」さんに入ってバターチキンカレー。さすがに混んでいたので、そそくさと食べて現場へ。ちなみに今回も、三井ガーデンホテル千葉のラウンジにてリーディングでした。

昨年8月も三井ガーデンホテルで、直観権威の1/3マニフェスターさんにフルリーディングをしましたが、今日はその夫さんである、同じく直観権威の5/1エネルギー・プロジェクターさん(ハートセンターの意志力あり)に、妻さんもご同席のうえでフルリーディングをお伝えしました。お二人は今年1月にご結婚されたそうで、以前から1/3マニフェスターさんがヒューマンデザインについていろいろ知らせていたそうですが、いよいよ本格的に受けてみるかと。実際、今日の5/1直観エネルギー・プロジェクターさんは、来年がウラヌス・オポジション=44歳の転機=本来の自分を取り戻す時期なので、良いタイミングでしょうね。そういや今月は、これで4回連続、男性へのリーディングです。いよいよ男性層も覚醒の時期ですかね。

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さて、そんな5/1直観エネルギー・プロジェクターさんは、屋外労働をされているそうですが、やはり体力は無いと。一応、御自分がプロジェクターであることは妻さんから聞いてご存じだったので、一週間に労働する日はだいぶ減らしたそうです。とは言え、結局は肉体労働ですし、御本人も精神世界の第1クォーター生まれなので、いずれそのお仕事から離れて、目に見えない精神世界に入っていくでしょう。実際、今日の方も、精神世界に興味はあったけれど、それを本腰入れてやる感じではまだないと。でもまあ、ウラヌス・オポジションも間近ですし、これから数年でそちらへ移行するような気もしますね。特に今日の方は、25-51「イニシエーション」「精神世界に飛び込む通過儀礼をお持ちでしたので、どこかで精神世界から「ご招待」が来るかと思います。

しかし、「ご結婚されている男性」という意味で言うと、男性心理的に『俺も結婚したし、奥さんのためにも働かないと』とか『生計が立てられるかどうかわからない精神世界になんて飛び込めない』と感じるかもしれません。でも結局、第1クォーター生まれの人って、本人がどう考えようと、その世界に進むよう、目に見えない力によって突き飛ばされ、バンジージャンプ(通過儀礼)をやらされると思うんですよ。ですので、もしそのような事件が起きたら『ああ、遂に修行の道に入る時が来たか』と観念して、その道に進んでいただければと思います。

まあ、プロジェクターも、25-51「イニシエーション」も、「招待」されてから飛び込むのが御作法ですから、恐らく誰かからご招待が来るはずです。あるいは、状況的に『これはどう考えても招待されている』と感じることもあるかもしれません。その時、直観的にそれにOKを出すかどうかですね。多分、その「状況的な招待」は、ささいな気づきかもしれません。でもその小さな気づきが、大きな結論に結びつく、みたいな。

また、他人との縁が強いレフトアングルの5/1という意味では、他人が状況的に、精神世界に入っていくお膳立てをしてくれる可能性もあります。それこそ妻さんが、先にヒューマンデザインを学んでそれを知らせてくれたというのも、ある種のお膳立てであり、状況的に「招待」されているのかもしれません。

いずれにしろ、日常のささいなヒントの中に、目に見えない力による「招待」が潜んでいるはずですので、鋭敏な直観のアンテナを立てて、そのヒントを見逃さないようにしてみてください。

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そんなリーディングを終えまして、ご夫婦とお別れし、僕はまたJR千葉駅へ。そのまま市川へ戻ろうと思ったら、なんと人身事故が起きたばかりで、総武線快速は1時間ストップ。まあ、もう改札はくぐってしまったし、別に急いで帰る必要もないので、ミックスナッツ等を買って停車中のグリーン車に乗り込み、リクライニングシートで1時間、のんびりしてました。これはこれでイイ時間でしたよ。

しかし、いざ1時間後に発車したら、また途中で、線路に人が立ち入って5分ぐらい停車したりして、いったい今日は何なんだと。まあ、創始者ラーに言わせると、2027年に向かって共同体が機能しなくなると、定時に来るはずの電車やバスも来なくなるそうです。日本の鉄道は、かなり時間に正確だそうですが、それもいずれ保たなくなるかもしれませんねえ……

 

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【ヒューマンデザイン】不健康な6/2は、3/5になろうとする

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今日は、2020年8月に北海道で基礎講座LYDを受けてくださったグループの、6/2感情プロジェクターさん(男性)に、インカネーション(人生の目的)リーディングをお伝えしました。そういやここ3日間、連続して男性へのリーディングですね。僕のお客様は、やはり女性が圧倒的に多いのですが、この春の25-51「イニシエーション」=本来の自分に目覚める力が、男性層にも波及してきたんですかね。

そんな今日の方は、精神世界の第1クォーター、25番ゲート「自己のスピリット・無垢」がメインテーマの「ヒーリング(治癒)のクロス」生まれでした。このクロスは、魂を癒やすことがテーマとなりますが、当然、魂を病んでいる人や、肉体を病んでいる人と出会うと言われています。実際、今日の方も、ご両親や義両親が老齢となり、そのお世話や介護をしなくちゃいけないんじゃないか……と思われていたようです。

たしかにこのクロスの5/1でしたら、問題意識をもってその解決に乗り出すでしょうが、6/2となりますと、2番ラインとして引きこもり、5番ラインが解決しきれないことだけ6番ラインとして引き受ける形になるでしょう。それが一番、自分らしい立ち位置ですし、御本人もそれを聞いて安心されたようです。

またレフトアングルは、他人との縁が強いため、周囲の人に助けてもらえると言われています。実際、今日の方も、ジェネレイターのお母様が3/5だったり、同じくジェネレイターの奥様は本来4/6なのにこの時期(50歳前後)に3/5が入ってきたりと、ちゃんと周囲に解決役の5番ラインがいるんですね。そういったジェネレイターさんたちにある程度は任せて、どうしても無理なところだけ介入すればいいかなと。

ただ、Not Self(不健康)になると、自分のプロファイルとは真逆のプロファイルに引っ張られてしまいます。6/2の真逆は3/5なので、もし6/2が不健康になったら、5番ラインとして問題意識を抱え、3番ラインとしてその問題に挑戦してしまうでしょう。今日の方も、3/5のお母様に引っ張られて、ついつい問題解決につき合ってしまうと、どうも宜しくないと実感されていましたね。

僕自身も6/2で、以前は3/5的に問題意識を抱えたこともありますが、まあ、上手くいかなかったですね。あれをどうにかしよう、これをどうにかしたいとマインド(思考)で考えてしまって、結局その解決策が出なかったり、解決できずに怒りを抱えてしまったこともありました。それは僕の観測範囲の、不健康な6/2の人を見てもそう思います。あんた3/5じゃないんだから、何そんな問題意識を抱えて突撃してるのよと。僕自身はもう『俺は6/2なんだから、2番ラインとして引き籠もって、6番ラインとして楽観的にしていればいいや』という感じです。

でも、その真逆なプロファイルが最も調和する関係にあるので、3/5と6/2は、生き方が違っていても相性が良いんですよね。前に立って問題に取り組む3/5と、後ろでのんびり出番を待つ6/2というイメージですね。3/5は、問題解決が大変ですがそれを解決すれば救世主として脚光を浴びられます。6/2はそんな脚光は浴びたくないし、3/5が解決してくれれば、出番が無くて良かったなあと。でも3/5が間違えたり、磔にされそうになったら、バックアップ役としてフォローするという関係性です。それがお互い、合っている生き方なので、その立ち位置から外れないことも、インカネーションクロスにとって大切なことなのです。

 

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【ヒューマンデザイン】いったん絆を断つと、大切なものが見えてくる

Restaurant tables

今日はZoomにて、昨年2月にフルリーディングをした1/3感情マニフェスティング・ジェネレイターさん(男性)に、あらためてインカネーション(人生の目的)リーディングをお伝えしました。実は昨年の出張リーディングで、現地でお会いするチャンスもあったのですが、日程が合わず、今回のオンラインとなりました。

ちなみに今日の方は、3-60「突然変異」チャネルが人生のメインテーマでしたが、昨年の「突然変異の夏」の時期に転職され、以前も働いたことがある飲食業に戻られたそうです。もちろんそれも、感情の波を待ってゆっくり決断し、今もキャリアアップしないかというお誘いに対して結論を待ってもらっていると。引き続き、その御作法(ストラテジー)を守っていただければ、満足する結果に落ち着くのではないでしょうか。

今日の方は、突然変異の第4クォーター、60番ゲート「制限・限界」が人生のメインテーマでした。そして今までもこれから先も、人生経験が強制終了するノード環境にあり、特にウラヌス・オポジション(44歳の転機)、小惑星キロン・リターン(49歳の転機)はいずれも、文明世界の第2クォーターがテーマでした。となると、人生後半でも、現実的な仕事や生活が突然変異したり、強制終了するかと思います。ですので、転職したばかりですが、その仕事もいつまで続くかわからないし、どこかで「限界」にぶち当たったり、強制終了がかかった時は、それを受け容れ、次の経験に進まれるでしょう。

とは言え、パーソナリティの太陽は60.1▼「限界や壁にぶつかると落ち着かなくなる」であり、無意識に反抗的な1/3としては、もし限界や壁にぶつかったら『いや、この壁を突破できるんじゃないか』とあれこれ挑戦するかと思います。その間は、落ち着かないでしょうし、結局その限界や壁は乗り越えられないと納得したら、ようやくそれを受け容れるのかなと思います。だったら最初から受け容れた方がいいんじゃ……と思っても、そこは3番ライン、挑戦しないと気が済まないでしょうし、「やらない後悔より、やった後悔」を選んだ方が、後腐れ無く先に進めるはずです。

ちょうど3月にも、同じく60.1生まれの方をリーディングしましたが、そのような先に進めない状況を受け容れた方が先に進める、という不思議なメカニズムと取っ組み合うのが、このクロスの1/3なのかなと思います。

ただ、今日の方は、Gセンターが未定義でしたので、もし仕事に強制終了がかかって辞めることになったら、方向性やアイデンティティが明確ではないため、次のお仕事を何にするか、迷ってしまうかもしれません。ですので今から『もし今の仕事を辞めるとしたら、次は何をしよう?』ということも、少しずつイメージしておくと良いでしょうね。

Juno omakase

でもですね、Gセンター未定義とは言え、アイデンティティや好みがまったく無いわけではないんですよ。ただ、普段それがわかりにくいんですね。

今日の方も元々、飲食業にお勤めだったのに、いったん異業種に転職され、そしてまた飲食業に戻ってこられたそうです。そしてようやく『ああ、俺って意外と料理が好きなんだなあ』と気づいたと。ある意味、3番ラインとして絆を断って初めて、その良さ(アイデンティティ=これが無かったら俺じゃない)がわかったんでしょうね。恋愛で言うなら、別れてから恋人の大切さに気づく、みたいな。そして3番ラインは、絆を結び直す力もあるので、出戻ってきたと。ですからこれから先、また転職することになっても、引き続き飲食業に就かれるのではないかなと。

今日の方は「法律のクロス」でしたが、このクロスには、無意識に50番ゲート「価値観・大釜」があります。このゲートは、家族や仲間内のルールを作るゲートであり、子供や若者たちの食事に関するゲートでもあります。大きな釜で食事を作り、子供や若者たちの脳に栄養を与えて、賢者としての知性を養うんですね。そういう意味でも、飲食業に惹かれてもおかしくないなと。

また人生後半の転機が、いずれも文明世界、しかも共同体が劣化していく2027年以降となりますと、人々の食生活を社会的にどう維持するか、という大きなテーマにもなるかもしれません。たとえば最近は「子ども食堂」という、社会的に食を供給するシステムもありますが、あれも文明世界の、食事のお世話になるでしょう。すでに昨年から食料品の値上げが続いていますが、これから農業の後継者がいなくなったり、物資不足になったり、食品を配送するトラック運転手さんが不足すれば、今のように潤沢に食料品を提供できなくなるかもしれません。そういった時代の突然変異や「制限・限界」に合わせて、試行錯誤しながら食を提供するのが、人生の目的になるかもしれませんね。

 

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【ヒューマンデザイン】勉強も、友情も大切に

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今日から3日連続のオンライン・リーディング予定です。

今年2月に、小惑星キロン・リターンをお伝えした4/6感情マニフェスターの息子さん=4/6感情エネルギー・プロジェクターさんがこの春、晴れて大学に合格されたので、そのタイミングでフルリーディングをお伝えしました。お母様の4/6感情マニフェスターさんもご同席されて、一緒に情報を聞いていただきました。

まず、今日の4/6感情エネルギー・プロジェクターさんは、仙骨とヘッドセンター以外、7つのセンターが定義された、かなり安定性のあるデザインでした。仙骨の生命力は無いものの、太陽神経叢センターの感情、ルートセンターの根性、ハートセンターの意志力もあるため、それなりに活動もできるでしょう。バリアブル(4つの矢印)もすべて左向きだったので、非常に計画的な方でしたし、実際『将来、成長できるために』という目的で、早くもさまざまなセミナー等にも参加されているそうです。恐らく、入学してからも、いろいろ忙しくなるだろうと。

ただ、御本人の人生のメインテーマは、44-26「遊びながら楽して稼ぐ」「誰と仕事をすればいいか嗅覚で見極める」チャネルだったので、そんなにあくせく働かなくても良いかなと思います。このチャネルには「身をゆだねる」という名前が付いていますが、自分らしさに身をゆだねれば、周囲から商才を認めてもらえる、という意味です。まあ、プロファイルが4/6ですので、その本番も50歳以降になるかと思います。

しかし、御本人的には「若いうちに成功したい」「50歳頃には引退してのんびり暮らしたい」という人生イメージがあったそうです。たしかに僕も6番ラインですが、もし自分が18歳の時に『あなたの本番は50歳ですよ』なんて言われたら『ええ~っ、遅っ!』と思ったでしょうね。プロジェクターとしても、ガイド役として認められたいという気持ちはあるでしょうが、そこも自分らしく生きるしかありませんし、あまり忙しすぎると「招待」もやって来ないでしょう。その「招待」についても、まだお若いせいか、正しい「招待」を受けて成功した、という体験が薄いようで、それもこれから先、大学や社会に出る中で実感していただければと思います。

恐らく、7つのセンターが定義され、仙骨センターだけがぽっかり未定義ということで、仙骨に強烈に条件づけがかかっている可能性もあります。本当は楽して稼ぐ星の下に生まれたのに『仕事というのは、汗水垂らして働くものだ』というジェネレイター的な条件づけがかかっていたり、『自分から行動するものだ』というマニフェスター的な条件づけもかかっているかもしれません。そのあたりも、セミナー等で均質化的な条件づけを受けてしまう可能性もあります。6番ラインが、起業セミナー等での一般的なアドバイスを真に受けてしまうと、その個性が殺されてしまうのでご注意ください。

しかし今日の方はプロファイル4/6ですが、29歳までは4/3として機能するため、無意識に反抗的でもあり、挑戦的でもあります。ですので『市川さんにはそう言われたけど、自分は一生懸命働いてみよう』『自分から行動してみよう』と挑戦するのも良いでしょう。まあ、あくまでも身体を壊さない程度や、悪い人に騙されない程度で済ませてほしいのですが、そういった間違いの時期を通過するのも、間違いではないですからね。ただ、29歳になる頃まで悪い腐れ縁と続いているようなら、そういう関係は断って、人生の屋根に上がってほしいところです。

london abroaders

ホント言うと、4番ラインは友情が大切ですし、今日の方も人間関係の第3クォーター生まれでしたので、勉強や仕事の計画ばかりではなく、学生時代は友達作りも大事にしてほしいのです。それによってQOL(クオリティ・オブ・ライフ=人生の質)も上がりますし、のんびり遊んでいるうちに、友人から「招待」も来るでしょう。そして今のうちに、間違った友人とも出会う中で『やっぱり違うな』という感覚も得て、より良い友人とつきあえるようになると良いですね。

Study Abroad Fair 2013

しかし、18歳でヒューマンデザインを知ったうえで大学1年生が始まるなんて、うらやましいですよね~。僕も、18歳でこの情報を知っていたら、もう少し人生、イイ感じになったのになあと思いますよ。まあ、知らないなりにここまで来た自分を褒めてあげたいと思いますし、今さら18歳に戻って、人生の本番まで30年過ごすのも気が遠くなりそうですが(笑)、やはり情報を知ったうえで大学生活に入って行くのと、知らずに入って行くのでは全然違いますからね。何はともあれ、ご入学おめでとうございました(^_^)

 

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【ヒューマンデザイン】「Rave History 2 : The Dictate of The Dark Eden」を訳しました

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先月翻訳した「Rave History 1」に続いて「Rave History 2 : The Dictate of The Dark Eden」を翻訳しました。サブタイトルは「闇のエデンの命令/支配」とあり、何やら怪しげな雰囲気ですが、内容はグローバルサイクル(ヒューマンデザイン的な時代性)についての講義録でした。グローバルサイクルは、1960年に1番ラインの時期に入り、それが今も続いているわけですが、この1960年から、次の6番ラインに移る2027年までの時期を、創始者ラーは「エデンの帰還」と呼んでいます。ところが今回の講義録を読むと、その「エデンの帰還」に関する話は最初の方にちょっとしただけで、後はまったく言及せず、「闇のエデン」が何なのかも、よくわかりません。大袈裟なタイトルを付けておいて、以前話したような講義をするという悪いクセがラーにはありますが、そういうことでお金を稼いでいたから63歳で早死にしたんじゃねーの?とか思っちゃいますよねえ。

それでも、ラーの講義内容から類推するに……「エデンの園」の伝説では、人間(アダム)は、神に禁じられた「智慧の実」を食べて、子供を作るようになりました(宗派によって諸説あり)。同じように私たち人類も、知識を求め、子孫を残すことを目的として長い間生きてきました。その結果、地球上には膨大な情報があふれ、人口も爆発的に増えましたが、それがもう終わる、という意味のようです。つまり、知識を探求できるようなインフラ環境(インターネット)が劣化し、少子化などによって人口そのものも減っていき、2027年以降に生まれてくるレイヴと徐々に入れ替わっていく、ということなのでしょう。そして宇宙のプログラムそのものも、そのような人類の衰退と、レイヴの誕生を後押しするような影響を下ろしている。それがグローバルサイクルというわけです。

以前も書きましたが、グローバルサイクルでは、約400年単位の時代を表す8つの「鍵穴」があり、そこにどのゲートが「鍵」として入るかによって、その時代性が読み解けます。そして2027年2月15日をもって、サイクルが移行し、8つの「鍵」となるゲートもすべて変わり、時代性もまったく変わってしまいます。

左の図が、1615年から続く「計画のクロス」の図です。そして右の図が、2027年から始まる「眠れる不死鳥のクロス」です。ホイールの内側に黄色い数字で記されているのが、その時代時代の「鍵」となるゲート番号です。

特に、25番ゲート「方法/道(The Way)」という「鍵穴」が、その時代の「やり方」を表していますし、メインテーマにもなります。今までの時代はそこに37番ゲート「家族・友情」という部族的な鍵が刺さっていたので、時代全体が、顔見知りの家族や仲間内の友情で支え合う時代だったわけです。そして他の「鍵」となるゲートも、たとえそれが個人性のゲートだろうと、集合体のゲートだろうと、部族的な方向に向かわされていたと。

しかし2027年以降は、25番ゲート「方法/道」という「鍵穴」に、個人的な感情の55番ゲート「スピリット・豊かさ」が刺さることになります。つまり世の中全体が、個人的な感情を中心とする時代になると。次の時代にも、59番ゲート「セクシャリティ・発散」や、54番ゲート「野心・乙女の結婚」という部族的な「鍵」ゲートはありますが、それもあくまで個人的な感情からのセクシャリティ、個人的な感情からの野心となり、部族的な共同体のために結婚したり、子供を作ったり、キャリアアップしようという、本来の部族的な性質ではないのでしょう。

そして今まで世の中を支えていた、部族的な支え合いは無くなるため、共同体や組織、国家、会社、地域社会などのインフラ基盤も徐々に崩れていくだろうと。もちろん今回翻訳した講義でも、一夜にしてすべてのインフラが崩壊するわけではない、と言っています。ラーが言うには、海王星が1846年に発見されて以来、その公転周期164年を2周した、2162年にはすべてが変わるだろうと。今から138年後ですから、もう今生きている人間は誰も生き残っていませんし、2027年2月に生まれた最後の人類ですら生き残っていないでしょう。それぐらいの長期間をかけて、この世は変わっていく、というお話でした。

しかし、まだ「エデンの帰還」とは何なのか、よくわかっていないので、引き続き「Rave History 3」の翻訳に入ります。先は長いなあ……

 

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【ヒューマンデザイン】冥王星、41番ゲート「収縮・減損」へ (まだ予告編)

本日4月12日04:33、冥王星が約240年ぶりに41番ゲート「収縮・減損」に戻ってきました。約240年前、冥王星がこのゲートにあった時、人類は天王星を発見し(1781年)、7つのセンターから、9つのセンターへ突然変異したと言われています。それから冥王星サイクルがぐるっと一周した形になりますが、今回は5月24日に、ひとつの前のゲートに戻ってしまうので、あくまで予告編という感じでしょうか。とは言え、冥王星は断続的に、2029年1月2日までこのゲートにいますし、特に来年から4年間ぐらいは、延々この条件づけエネルギーに影響され続けるかと思います。冥王星41番ゲート「収縮・減損」期は、以下の通りです。

・2024年4月12日04:33~5月24日09:07 (約1ヶ月半)

・2025年1月30日16:56~8月20日17:58 (約7ヶ月弱)

・2025年12月5日17:58~2028年2月24日12:34 (約2年2ヶ月以上)

・2028年7月30日01:24~2029年1月2日15:28 (約5ヶ月)

41番ゲート「収縮・減損」は、開始コドンのゲートなので、これが新たな冥王星サイクルの始まりであり、2027年以降に生まれてくるレイヴと呼ばれる存在の時代の幕開けとも言えます。しかしゲートとしては「収縮・減損」ですから、いったんゼロスタート、エネルギーの無い状態からどうやっていこうかと想像力(イマジネーション)を働かせるアイデアのゲートです。また、そのアイデアで、相手の感情……チャネルの反対側の30番ゲート「フィーリング・情熱の炎」を焚き付けようとする、扇動的なゲートです。また、愛憎のゲートでもあり、性的妄想のゲートでもあり『あの人は、私とセックスしてくれるんだから、私のことを愛しているはずだ』とか『あの人は、私とセックスしてくれないから、私への愛は無いんだ』と、性と愛をごっちゃにしがちなゲートでもあります。

そして冥王星は「死と再生」の星ですから、そういったルートセンターからの『ああしてみよう、こうしてみよう』『お金が無いなら工夫しよう』『人が足りないなら工夫しよう』という想像力やアイデアが失われるのかもしれません。また、セックスへの期待感も減り、セックスと愛をごっちゃにする人も減り、セックスレス化、草食化、少子化が進むでしょうね。

そんな今日、早速「収縮・減損」っぽいニュースとして「日本人83万人減、過去最大の落ち込み」という報道がされました。まあ、人口減少は以前から言われていたことですから今さらですが、これからもっと人口減、人手不足が目に見える形で表れるのでしょう。

また昨日書いたように、海王星もほぼ同じタイミングでゲートを移動し、25-51「イニシエーション」チャネルを繋げております。これは、部族(家族や仲間)から離れて虚空に飛び込む力であり、会社や組織から独立する人も増えるでしょう、と書きました。そうなると、残された会社や組織側では、人手が減り、ルートの活力も減り、『人が減ったならこうしましょうよ』というアイデアも出てこないかもしれませんね。

 

しかし、それで苦しむのは、あくまでも不健康なNot Selfの人たちです。健康的な人たちは『面倒なつきあいが減って良かったなあ』とか『仕事が減って給料も減ったけど、その分、残業も減って自由時間が増えて良かった』とか感じるでしょう。人間が減れば、街の混雑も減りますし、物資が減ったなら、今あるモノで何とかしようという想像力(イマジネーション)も出てくるかもしれません。同業他社が減れば、自分の仕事にお客さんが集まるかもしれないし、お客さんが減ったとしても、今までより一人一人に丁寧に時間をかけられるかもしれません。飲み会などに集まる人数が減っても、少人数の方が濃密なコミュニケーションが取れますしね。

そのように、これから約1ヶ月半、「何かが減る」という意識で世の中を見つめたり、人生を観察してみると、2027年にかけての数年間のヒントが得られるのではないでしょうか。僕もいったい、何が減るのやら……

 

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【ヒューマンデザイン】海王星が「スピリット・無垢」を溶かし、隠し、騙す

Mañán será outro día en Baroña

昨夜19:32に、海王星がほぼ2年ぶりにゲートを移動し、25番ゲート「自己のスピリット・無垢」に移行しました。これによって現在ノースノードに入っている51番ゲート「ショック・覚醒の喚起」とつながり、25-51「イニシエーション」チャネルが定義されました。このつながりは、ノードが外れる5月11日06:34まで続きますので、約1ヶ月間、人類全員がずーっと、本来の自分に目覚めるショックや、たとえ先が見えなくても次の人生ステージへ飛び込む勇気を受け取ることになります。あるいは、本来のチャートに25番ゲートか51番ゲートだけ持っている人は、そのショックを受け止めにくかったり、次の人生ステージに進みにくかったり、強制的に虚空に突き飛ばされてバンジージャンプをやらされるような感覚を受けるかもしれません。いよいよ春のイニシエーション祭りの本番スタートですね。

海王星は、7月2日から逆行に入り、10月1日00:35にはまた36番ゲート「危機・光が陰る」に戻り、来年2025年2月10日16:18まで滞在します。そこから先は、再来年2026年5月23日まで、1年3ヶ月以上、25番ゲート「自己のスピリット・無垢」に滞在します。そこが海王星「無垢」期間の本番だとすれば、今日から10月1日までの約半年間は、その予告編という感じでしょうか。

しかしヒューマンデザインでの海王星は、「神秘のベールに隠す」星であり、そのゲートを「溶かす/溶解させる」星であり、「誤情報(ミスリーディング)」の星と言われています。つまりこれから先は、25番ゲート「自己のスピリット・無垢」が神秘のベールに隠され、溶かされ、果たして自分の行動は無垢なのか、誰が邪気を持っていないのか、よくわからない時期になるでしょう。

これまでの約2年間、海王星36番ゲート「危機・光が陰る」にあり、冥王星60番ゲート「制限・限界」にありました。つまり冥王星の「制限」下で、今まで経験したことが無い「危機」に対処する時期でしたが、その「危機」がなんなのか、よくわからない状態だったかもしれません。あるいは「危機」だと思っていたことが、本当は「危機」ではなかったとかね。それも昨夜、海王星が36番ゲートから抜けたことによって、霧が晴れたようになり『なーんだ、危機だと思っていたことは危機じゃなかった』と感じる方もおられるかもしれません。

そして25-51「イニシエーション」チャネルは、部族(顔見知りの家族や仲間)的なビジネスから離れて、個人的かつスピリチュアルな道に飛び込んで行く力でもあります。

部族的なビジネスは、ルートセンターの54番ゲート「野心」から始まり、32番ゲート「持続」でお金の使い方を学び、44番ゲート「警戒」で誰と仕事をしたらいいかを直観的に悟り、26番ゲート「エゴイスト」で商品を売り、21番ゲート「猟師/森の女神」で仕事現場を仕切り、最終的に45番ゲートでお金を「集める」ことになります。

しかし25-51「イニシエーション」チャネルは、その途中で『いやいや、お金を稼ぐだけがすべてではないよ。スピリチュアルな道に飛び込みなさい』と、部族的なビジネスからはみ出す力にもなっています。ですから、これからの時期は、部族的な組織や会社から飛び出し、独立して霊的な道に入っていく人も増えるかもしれません。

ただし、25番ゲート「無垢」ですから、あくまでも邪気を持たず、純粋無垢にその道に入っていくことが大切です。『俺も会社から独立すれば上手くいくだろう』とか『私もスピリチュアルなことを仕事にすれば上手くいくはずよ』とかマインド(思考)で思い込んで起業するのは、無垢ではありません。しかしこの時期は、自分の行動が無垢なのかどうか、邪気が無いのかどうか、よくわからない時期になるでしょう。

また、スピリチュアルな道に入るにしても、その先生や師匠が、邪気を持っていないかどうかも、わかりにくいかもしれません。25番ゲートは「司祭や巫女」のゲートでもありますが、『私は無垢な司祭/巫女ですよ、邪気はありませんよ』なんて言う宗教の人にお布施を払ったり、スピリチュアルな高額セミナーに大金を注ぎ込んでしまって騙される……なんて展開もありそうです。

そして不健康なNot Selfの人が、この25-51「イニシエーション」チャネルに引っ張られ過ぎると、ハートセンターが定義されるため、エゴが強くなったり、妙な自信がついてしまったり、やけに自己価値が上がってしまい、無謀な道へ飛び込んでしまうでしょう。あるいはGセンターが定義されるため、『これが私が進む方向だ』と思い込んで飛び込んだものの、実は間違いだった……ということにもなりかねません。そういう意味では、一歩間違えるととんでもない無謀さを発揮してしまう時期とも言えますね。

 

もちろん、これを回避するには、自分の「ストラテジーと権威」を活かして決断するだけです。この時期、たとえ勇気が湧いてきたり、スピリチュアルな道に飛び込もうとしても、それが本当に正しいことなのかは「ストラテジーと権威」とすり合わせて確認してみてください。それによって海王星に騙されることなく、25-51「イニシエーション」チャネルの力を活用できるでしょう。

 

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