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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【読書】「インフレーション宇宙論 ビッグバンの前に何が起こったのか」

久しぶりに「インフレーション宇宙論」なる、入門者向けに宇宙論を解説した本を購入。サブタイトルは「ビッグバンの前に何が起こったのか」で、宇宙開闢のビッグバン以前の始まりを物理的に探る論考がわかりやすく書かれています。しかし入門書とは言え、僕自身、完全に文系な人間ですし、デザイン的にも論理性チャネルはつながっていないため、平易に書いてあってもなかなか理解しにくいですね。「物質の最小単位は粒子ではなく、ひも状だ」と書かれていても、全然イメージできない……(^_^;)

まあ、もしも僕の思考を司るアジュナセンターが未定義でNot Selfだったら、ここで「知ったかぶり」をするかもしれませんが、幸いアジュナは定義されていますから「これはわかりません」と言えるんでしょうね。結局、アジュナが定義されているからこそ思考に枠があるし、Gセンターも定義されているから興味の範囲外はなかなか取り込みにくいのでしょう。しかし興味の範囲外とはいえ、現代宇宙論もヒューマンデザインに関わってくるので、多少の知識は入れておきたいなと。

と言うのも、レイヴ・コスモロジー(ヒューマンデザイン的な宇宙論)の第1巻「Bhan Tugh」を今日現在で70%まで訳しましたが、これがまさにビッグバン以前の「始まりの前の始まり」の話から始まるんですね。ヒューマンデザイン的な宇宙誕生からその広がり方を創始者ラーが話しているのですが、もちろん現代宇宙物理学とはまた違う話なので、その対比として、インフレーション宇宙論も読んでおきたいなと。

また本書では「力の統一理論」として、元々宇宙が誕生した時にはひとつの統一された力があり、それが宇宙誕生と共に、重力、電磁気力、強い力、弱い力という4つの力に枝分かれした……と紹介されています。レイヴ・コスモロジーでも「4つのコーナー(The Four Corners)」という4つの力があり、シリウス、ズーベ、プレアデス、木星という4つの星がそれを代表しているとしています。インカネーションクロス(人生の目的)を定める4つのクォーターも、その4つの星が代表しています。

さらに天文学的には、地球から2億光年離れた位置に「グレートウォール」と呼ばれる銀河の壁があるそうですが、レイヴ・コスモロジーでも「壁の星々」という言葉が出てくるし、あちこちで「ひも」という言葉も出てきます。なので現代宇宙物理学の知識があれば、レイヴ・コスモロジーを読んだり訳す上でも「なるほど、これは物理学的にはあれなんだけど、レイヴ・コスモロジー的にはこうなんだな」と理解できるかもしれません。

でもねえ、たしかに創始者ラーはこうして物理学的にも相通じるような用語を交えて話していますが、それでも「ラー・ウル・フーは物理学者だった」という話は、ただ単にヒューマンデザインを科学的に信頼させようとする、嘘くさい宣伝文句だと思いますよ(^_^;)