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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「The Complete Guide to The Human Design System」を訳しました

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ヒューマンデザインの創始者ラーの講義録「The Complete Guide to The Human Design System」の翻訳が終わりました。英文約250ページ、日本語文で約270ページとなりました。3月から訳していたのですが、途中リーディングツアーで中断する時期もあり、スローペースでの作業となりました。やれやれ。

この講義録は、2008年秋に行われた、15回のビデオ講座の文字起こしです。3回ずつの講義で「レイヴ・コスモロジー(宇宙論)」「人類の進化」「ドリームレイヴと星からの条件付け」「レイヴ心理学(観点と動機)」「PHS(食事と環境)」についてラーが話しています。どれもプロフェッショナル・トレーニングの先にある内容なので、今回の翻訳タイトルも「ヒューマンデザイン上級完全ガイド」にしてみました。このあたりの情報は、日本では提供されていませんし、英語の講義を受けないと入手できないものばかりなので、非常に興味深いところです。

とは言え、それほど詳しく解説されているわけではありません。たとえば最初の「レイヴ・コスモロジー」については「バーン・トゥーの文字板」「4つのコーナー」「ラクダと犬」といった、ヒューマンデザイン的宇宙論にまつわる事柄を紹介しているものの、あくまで名前を出しているだけなので、内容的にはチンプンカンプンです。まあ、レイヴ・コスモロジーについては、すでに本式の英文テキストを全部入手してあるので、やはりそちらを訳さないとダメですね。

第2のテーマ「人類の進化」については、簡単に、それでいて今まで読んだことが無い情報だったので面白かったです。1781年以前の7つのセンター時代の人間と、それ以降に生まれた9つのセンターの人間(つまり私たち)と、2027年以降に生まれてくる9つのセンターに完全対応したレイヴの違いについても、わかりやすくまとまっていました。また2027年の突然変異についても、2027年2月15日から始まり、4段階にゲートやチャネルが変化することが述べられています。もちろんこれも、もっと詳しい情報はレイヴ・コスモロジーのテキストに載っているはずです。

第3のテーマの「ドリームレイヴ」は、あくまで簡単な紹介でした。まあ、それも専門のテキストを入手してあるので、いずれ訳せばいいと。それ以外にも、各惑星の新たな意味や、トランジット(その時点での星の影響)から、どのようにNot Selfの「観点」や「動機」になるかという手法が紹介されていて、なるほどそう見るのかと。

第4のテーマは、トーンとカラーの説明と、「レイヴ心理学」における「観点」と「動機」を紹介しています。ここもあくまでさらっと話しているだけなので、あまり詳しくはわかりませんが、それでも「観点」と「動機」について読める資料は少ないので、これも参考にしていくしかないですね。

最後の「PHS」「食事と環境」についても、あくまで簡単な紹介ですが、日本ではその簡単な紹介すらされていないので、貴重な資料になるかと。そして最後の15回目の講義は、ラーが好きな『結局、ストラテジーと権威だ』という、いつもの話なので、そこは端折ってもいいかなと。いや大事な話ですけど、さすがにラーの講義録を何千ページも訳してきた身からすると『もうその話はいいから別の話をしてくれ』という感じですね(^_^;)

まあ、こうしてアナリスト以上の専門知識を俯瞰できるテキストを訳したので、ここから先は、こういった5つの分野をさらに深掘りできるテキストの翻訳に取りかかりたいと思います。とりあえず、次は「Story Lines」「Dreamrave」あたりを訳したら、いよいよレイヴ・コスモロジーの第1巻に取りかかろうかなと。その先にはゴッドヘッド(神格)のテキストもあるし、まだまだ作業は続きます……

 

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