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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「The Four Views」を訳しました

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ヒューマンデザインの創始者ラー・ウル・フーの2007年秋の講義録「The Four Views(4つの視点)」を翻訳しました。英文190ページ。1ヶ月半ほどで訳せたので、なかなか良いペースです。本書はタイトル通り、定義、タイプ、権威、プロファイルという4つの基本的テーマについて、ラー自身があらためて語り直した講義録になっています。

そう、基本的な内容だったので、8年前の2015年に「Design Concept」と一緒に買ってあったのに、ずーっと後回しにしていたのです。でも昨年その「Design Concept」を訳したので、こちらも訳しておくかと。実際、テーマは基本的ですが、ラーの説明がいつもとちょっと違っていて(と言うか、いつもは同じような説明を繰り返すことが多い)、ヒューマンデザイン歴11年目の僕自身『なるほど、そういう見方もあるのか』と、いろいろ発見があって面白かったですね。

たとえば、本書はいきなり「定義」の話から始まりますが、そもそも人類で最も多いのは、定義領域が分断されているスプリット定義です。スプリット定義の人は、その分断されている部分をつなげてくれる相手と出会うと言われており、実際、カップルとして成立するように設計されていると。ところが、世の中の大半であるスプリット定義の人たちが『みんなもカップルになりましょう』と言い出すと、他のシングル定義や、トリプル・スプリット定義等の人たちは困ってしまうと。ある意味『カップルにならなければ』という呪いにかかってしまうわけですね。

「プロファイル」にしても、ラーが言うには、プロファイルにはパーソナリティが関係していて、そのパーソナリティはマインド(思考)でもあり、大概それはNot Selfになっていると。そのためNot Selfの人でも、自分のプロファイルを説明されると『はいはい、その通りです』と納得できるそうです。なるほど……以前、プロファイルの特別講義を開催した際に、むしろタイプを説明するよりも、プロファイルを説明された方が皆さん納得されていたように記憶していますが、Not Selfでもプロファイルは認識できるからこそ、誰でも納得できたのかもしれませんね。

 

本書はある意味、基礎講座LYDの内容から「9つのセンター」を省いて、代わりに「プロファイル」を入れたような内容になっています。もちろん「9つのセンター」も大事ですが、このように最初からプロファイルを伝える基礎講座があっても良いかもしれませんね。まあ、プロファイルについて触れると、インカネーションクロスやアングルにも触れないといけないので、ちと説明が面倒にもなりますが、プロファイルは普段の生き方や考え方に現れるので、最初の段階から伝えるのもアリでしょう。

 

さて、今月後半はいったん翻訳をお休みして、また6月から、難解かつ大物の英文テキストの翻訳に取りかかります。まだまだ資料は山積みなのです……(^_^;)

 

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