今日は、Zoomにてパートナーシップ・リーディングをお伝えしました。
本来、パートナーシップは、カップル双方にお伝えするのが理想的ですが、今回は女性のみ。今日の方は、すでにヒューマンデザインを学ばれていたので、ある意味、勉強のために受けられたようなものですね。もちろん、ご本人も、今までさまざまな人間関係をご経験されており、パートナーシップの仕組みを知ることで『なるほど、あれはそういうことでしたか』と、多くの気づきを得られたようでした。
中でも興味深かったのが「自己愛」についてです。今日の方は10番ゲート「自己愛」のゲートをお持ちでしたが、それを持っているからといってナルシシストというわけではありません。これは、ヒューマンデザインを学んでいる方の中でも、誤解が多い部分です。
ヒューマンデザインでいう「自己愛」は、他者から愛されることで養われます。つまり誰かから『愛してるよ』とか『今日の髪型ステキだね』『君の作ってくれた料理は美味しいよ』とか、褒められることによって生まれるものなのです。ですから「10番ゲート「自己愛」を持っている人は、褒められるのが好きですし、褒められて伸びる人です。
しかし10番ゲート「自己愛」の性質が不健康に現れると、自分を褒めてくれる相手に依存してしまいます。たとえば、DV(家庭内暴力)を受けている女性が、男性から殴られたとしても、後で男性から『ごめんよ、本当はお前のこと愛しているんだよ』とか言われると、その褒め言葉に依存し、別れられなくなってしまうのです。そこで友人から『なんでそんなダメ男とつき合っているのよ、あんたバカじゃないの』と言われても、それは褒め言葉にならないので拒否してしまう。甘い言葉を言ってくれる相手に依存してしまうのが、このゲートの裏の性質です。または、お金を払えば甘い言葉をささやいてくれる、ホスト遊び、キャバクラ遊びにハマってもおかしくないのがこのゲートです。
実際、今日の方も、そのようなパートナーがいた時期もあり、また自己受容的なメソッドを試して、自分で自分を愛するよう挑戦してみたそうですが、なかなかそれが出来なかったと。まあ、自分で自分を褒めても、セルフ洗脳によるナルシシストになるだけなので、止めた方が良いでしょうね。
ヒューマンデザインでも、まず『自分自身を愛そう(Love Yourself)』とは言いますが、それもナルシスティックな意味ではありませんし、セルフ洗脳をしろということでもありません。10番ゲート「自己愛」をお持ちの方なら『私は、他人から褒められないと自己愛が育たない。自分で自分を褒めても虚しいだけ。でもそれが私なのだから、それを受け容れよう』という感じでしょうか。パートナーシップと言っても、まずは自分を理解するところから始まりますから、そういった自分の個性についても、正しく、深く、理解して頂ければと思います。
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