本日02:33、蟹座新月となりました。今回の月(と太陽)の位置をヒューマンデザインのホロスコープ上で見ると56番ゲート「話すことで、相手を刺激する」にあります。ここは、過去の人生経験や、人生哲学の出口です。まるで旅人が『山向こうの国では、こんなことがあってね……』などと言って、面白い体験談を話してくれるようなものです。そしてその場にいる人たちに刺激を与え終わったら、また次の村に行く「放浪者」の位置です。
しかし今回の新月を細かく見ると56.3▼「相手に刺激を与えようとしても、上手くいかず、孤立してしまうがそれを受け容れる」となります。今回の新月では、その反対側にある「人生経験・人生哲学」のゲートは、活性化されていません。つまり、話すべき経験が無かったり、人に聞かせるほどの哲学が無いのに、しゃべるようなものですから、中身の無い話になるでしょう。そりゃあ、相手は刺激できませんよね。または周囲の人たちから、その話について、ああだこうだと干渉されてしまうでしょう。
そこで話した本人が激怒する場合もありますが、今回の新月は違います。相手からの拒絶を受け容れてしまうのです。『誰も私の話を聞いてくれないし、みんな邪魔ばかりしてくる。だったらいいよ、もう何も話さないよ』と言って、孤立を選んでしまうんですね。今回の新月に引っ張られると、そのような疎外感を味わったり、自ら孤独を選んでしまうので、ご注意下さい。
ちなみにこの位置は、相手に刺激を与えるために、話を膨らませます。オモシロオカシクすれば相手を刺激できるだろうと思って、話を盛るわけです。でも散々、話を盛ってしゃべったのに、相手の反応が『ふーん』程度だったら……？
特にこのゲートは、集合体＝広い世の中全体に対して、自分の話を共有するものですから、個人相手に話すよりも、SNSやマスコミ等を通じて、広く社会全体に呼びかけるものとなるでしょう。まだまだコロナ渦による、社会的・政治的・経済的混乱も見られますが、そういった場でも、話を盛って、人々を刺激しようとする輩が現れるかもしれません。まあ、結局は聞いてもらえないから良いとしても、その疎外感から孤立を選んだ人間が何をするかは、ちょっと怖い感じもしますね……
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