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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「Incarnation Cross : A Guidebook of Purpose Archetypes」

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以前購入した「ヒューマンデザイン・デック(カード)」と同じ作者さんの著作「Incarnation Cross : A Guidebook of Purpose Archetypes」を購入しました。同じEtsyで、書籍本体34ドル+送料27.75ドル=61.75ドル。これも複数冊購入すれば、一冊あたりの単価は安くなるはず。まだ本格販売はされておらず、事前注文(Pre-Order)状態ですが、100冊ほど早めに入荷したそうなので、そちらを入手しました。

内容は、タイトル通り、インカネーションクロス(人生の目的)についてのテキストです。まあ、この本も「目的(Purpose)」という言葉を使っていますし、創始者ラー自身もその言葉を使っていますが、本書の冒頭では、その「目的」という言葉にマインド的にとらわれて混乱する危険性についても触れられています。

「目的」という言葉からは、なんとなくゴールのように感じますが、むしろインカネーションクロスは「道しるべ」(この言葉もラーが使っています)であり、自分らしく生きているかどうかを確認できる「通過点」という意味合いの方が正しいように思います。そしてクロスは、特に神秘的なものであるとも限らず、ごくありきたりな生活的テーマの中に、その人が満たされるテーマがあるという、不思議なものでもあります。

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本書では「ヒューマンデザイン・デック第3版」に収録されていた、インカネーションクロスのカードイラストを流用して、おおざっぱに48クロスに分類しています。ライトアングルが16種類、レフトアングルが32種類、ジャクスタポジションはレフトに入れられてます。各クロスは、4ページずつで解説され、前半の2ページでは、クロスを構成する4つのゲートと、そのクロスについて、不健康な低レベルの現れ方と、健康的な高レベルの現れ方が記されています。この二元的な書き方は、Gene Keysの影響でしょうね。

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後半の2ページでは、ラーの言葉と、実際そのクロスに生まれた人たちの感想、または著名人の解説、タイプとプロファイル毎の短評が載っています。

僕自身の「マスクのクロス」の6/2を読むと『自分の天性のスキルを、役割を担うブランド大使(Brand Ambassador)として提供する』とありました。6/2は全員共通して、ブランドの魅力を発信する役割だそうですが、なるほど、このBlogも、ヒューマンデザインのブランド大使として発信しているのかもしれませんね。でも、本来の「ブランド大使」って、ブランド側から依頼されて報酬を得て発信するけど、僕は金なんかどこからももらってないし、まったくの無報酬ですわ。そういう人を「ブランド擁護者(Brand Advocate)」と言うそうですが、実際はそっちですね。

まあ、「The Difinitive Book」では「マスクのクロス」のことを『大学教授のように他者を導く』と書いてあって、僕はその描写がすごく気に入っているんですが、6/2の「ブランド大使」というイメージも悪くないですね。そういった新たな解釈やヒントが得られるという意味でも、なかなか面白いテキストだと感じました。